BUNGOがメチャクチャ面白い!!<4巻まとめ>
野球経験数ヵ月の中学1年生が公式戦デビュー初先発でノーヒットノーラン達成
この試合で静岡にブンゴの名前が知れ渡ることになり、
試合を観ていた強豪、上本木シニアの立花と諸星に出会う
諸星は、野田とU―12全日本で同じチームだった。
吉見と立花はライバル関係であり、吉見が昨年の関東大会で、上本木シニアにメッタ打ちを喰らったことがわかる。
昨年の関東大会では、吉見が五回を投げ終わった時点で8失点。上本木シニアに敗戦。
本当なんですか・・・?
吉見が8点も取られることが想像出来ないブンゴ。
吉見雅樹の過去
あの試合が、自分の人生も、他人の人生も全て変えた・・・
何をやってもうまくいく。
小学3年生から野球を始め、小学五年生からエースで4番だった。
静央シニアに入団し、2年生で静央のエースに選ばれた。
任せて下さい!!俺が先輩達を連れていきますよ!全国に!!
そして臨んだ上本牧シニアとの試合で、メッタ打ちを喰らってしまう。
なにも通用しなかった・・・。
それ以来、吉見を見てくれていたスカウト達は全く声を掛けなくなった。
それだけならまだよかった
先輩の進学先も白紙になった
ある先輩は、超名門校への入学が内定していたが、その試合を観たスカウトが内定を取り消し、代わりに上本牧の選手が特待生として迎えられた。
ずっと、甲子園を目指してきた選手にとって、大きな道が閉ざされることになってしまった。
大舞台での結果は、全てがひっくり返る。良い方にも、悪い方にも。
俺が先輩の人生を狂わせた
それ以来、吉見は練習にも来なくなり、どうにか説得して連れてきたときには、
イップス(※)になっていた。
(※)精神的な原因等によりスポーツの動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーや意識が出来なくる。野球だけでなく、テニス、ゴルフ、サッカーなど、あらゆるスポーツで見られる。
散々な姿だった。野田監督が語る。
だが、その経験こそが、吉見雅樹という怪物が誕生するキッカケになった。
同学年にあんな化け物がいたら逃げたくなる
別にやりたいわけじゃないけど、他にいないんだったら、俺がキャッチャーをやってやってもいいかな
紅白戦でキャッチャーをしたことがキッカケで、袴田は鮎川にキャッチャーについて話を聞く。
野田からポジションを奪えないから、逃げているんじゃないのか?
やってっやってもいい、そんな考えでは務まらない。
図星だった。
誰だって同学年にあんな化け物がいたら逃げたくなる。
でも、ブンゴの球を受けて、キャッチャーにやりがいを感じたのも事実なんだ。
「俺はまだ1年だから、2年後にレギュラーになれればいい。」
そんなわけねーだろ!1秒でも早く認められたい!!
上本牧シニアの4番立花と、2年生エース下川
昨年の関東大会で吉見が取られた8点を叩き出したのは、全て立花だった。
立花は、日本一の高校への進学が決まっている。
下川は、吉見が進学を希望している高校への進学が、2年生の時点で既に決まっている将来超有望株(トッププロスペクト)
静央が上本牧に勝てば、全ての評価が覆る。
楽しみですね・・・そう語るブンゴ。
ど真ん中のストレート
ストレートだけで抑える方法として、コーナーに投げ分ける以外にもうひとつある。
それが、ど真ん中のストレート。
コーナーギリギリのボールは、他者(打者、審判)の判断に依存するボール。
それに対して、ど真ん中はストライクが確定している。
つまり、打たれるのか、抑えるのか?自分から勝負を決められる。
意図せずにど真ん中へいってしまったボールではなく、
絶対に抑えるという意思をもって、狙って投げたど真ん中は、全く質が違う
吉見の話にブンゴは"何か"を感じる。最高ですね・・・!
他者を蹴落として、トッププロスペクトへ
上本牧のエース、下川をどう攻略するか・・・?野田の脳裏を過る。
情報は少ないが、試合の中で絶対に見極めてやる!
奴を倒して、俺がトッププロスペクト(超有望株)に成り代わる!