【アニメガタリズ】第11話 最終回直前でこの展開は異例w
いったいどう締めるんだとご心配をおかけしてます「アニメガタリズ」も残すところあと2話
— 「アニメガタリズ」公式 (@animegataris) 2017年12月17日
今回これまで以上にスタッフの熱意と言う名の悪ふざけが詰め込まれており今から胃がキリキリする思いです
ついてきて頂いてありがとうございます
せっかくなので最終話までお願い致します
1号@宣伝P#ガタリズ
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時は20XX年、平穏を取り戻したかと思われた咲鐘湖(さかねこ)学園に新たな災難が降りかかろうとしていた。いつも通りの日常を望むみのあであったが、アニメ世界が現実を飲み込もうと学園全体に侵食し、この世の理を大きく変えてしまっていた。現実のアニメ化を受け入れられないみのあを否定する仲間たち、ついに決別を強いられたみのあの運命は。そして、現実世界を崩壊に導いていたのはまさかの―。
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「顔が変わった?」
「うん、すぐに元に戻ったんだけど」
「変わったって…どういう風に?」
「どうって…そう、昔のアニメみたいに、ノペーっと」
「未乃愛、大分疲れてますね」
「え?」
「学園祭から色々あったしね」
「信じてよ!本当に…」
「ええっ?」
「おはよー」
「ゆ、唯ちゃん!変だよね!?」
「変?」
「2人の顔!」
「失礼ですわね」「失礼ね」
「どこが?」
「どこって…見れば分かるでしょ!?」
「あれ…?」
「1限目美術ですよ。そろそろ移動しないと」
「ほらほら、いくよー」
「うん…」
「あぁーお腹減ったー!」
「未乃愛ー。お昼どうする?お弁当?パン買いに行く?」
「おかしいよね?あっという間に終わったよね?授業」
「うそうそ?1限目が始まってここまで、1分ちょっとしか経ってないって!」
「これでも飲んで落ち着きなさい、未乃愛。セバス!」
「メイドさん?」
「あれを」
「分かりました。セバスにお任せ」
「喋った!?」
「シルブプレ」
「セバス、優れていてよ」
「鮮やかな身のこなしね、セバスちゃ~ん、陸上部入らない?」
「未乃愛。確かにあなたの言う通りね。おかしいわ」
「分かってくれた!?」
「この時間なら、セバスはいつもアールグレイを淹れるのに、これはほうじ茶」
「そこ!?そこなの!?」
「来年の部長の件なんだけど…」
「おかしくないですか?」
「んなことないでしょ。どこの部でも引き継ぎの話始めてるよ」
「そんなことじゃなくて、周りがどんどん変になってきてませんか?」
「周りが?」
「未乃愛今朝からずぅっとこの調子なんです」
「変とは?何が変だというのだ」
「そこです!」
「未乃愛ちゃんには何かが見えてるのかな?」
「さては貴様も邪眼の力を手に…」
「入れてません!今までと変わっちゃってるのに気付かないんですか?」
「変わったのかな?」
「変わったのかもな」
「まぁ、言われてみれば何となく…」
「シリーズ構成が変わったのかも!」
「シリーズ構成…?」
「まさか?ここに来てですか?」
「ターヒロ逃げたー?」
「あいつが変わったくらいで、そんなに影響出るでしょうか?」
「なに?なに?何の話?」
「確認を要する事象だな」
「じゃあもう1回オープニング見てみる?」
「賛成!」
「オープニング…?もう1回…?」
「巻き戻すよー」
「ええ?」
「ゆいっちんぐ!」
<オープニング~♪>
「変わってないじゃん」
「え!?いやいや、何がどうなってるの!?なんでみんな平然としてるの?」
「落ち着いてください未乃愛。ここへきてあまりブレまくると、11話切りされますよ」
「11話切り!?」
「今まで見てきたノリと違うって?」
「ジャンルが定まらない、などと言われてな」
「どこに定まれば納得してもらえるのかしら…日常?学園?萌え?乙女?」
「ジャンルの細分化は、年々複雑になってきていますからね」
「せめて、ギャグ系かリアル系かは絞らないといけないかもね」
「ならば!爆破だな」
「爆破…?」
「対閃光!対ショック防御!」
「え?」
「ぎぃやぁぁぁ!」
<爆破1回目>
「はーい!これだとギャグ!」
「目が!目がぁぁぁぁ!」
「いやぁぁぁ!」
<爆破2回目>
「リアルにやるとこうなる」
「ふむ…だが生きてる」
「完全にリアルではない」
「リアルだとどうなるのかな?」
「いける…?」
「奢れよ…シメサバ…」
<爆破3回目>
「うわぁっ…」
「いやぁぁぁ!」
「うえぇ?ネコ先輩!?」
「リアルだ」
「リアルだな」
「リアルって、すごい…」
「ネコ先輩…ネコ先輩あああぃ!」
「未乃愛ちゃんまだ帰らないの?」
「ああ、もうちょっとネコ先輩と話してから…」
「そっか。何か今日リアクション大きくて変だから、大丈夫かなって」
「あぁ…すみません…」
(って、すっかり私の方が変なことにされちゃってるし…)
「あ、オーロラ先輩!オーロラ先輩!?……中野先輩!」
「なぁに?」
「あの…先輩って6人兄弟って言ってましたよね?」
「え?ああ、うん」
「一番上のお兄さんとすごく歳離れてたりします?例えば…20歳くらい」
「そんなことないよ?どうして?」
「ううん、だったらいいんです。すみません、お疲れ様です」
「うん」
「あいつの兄弟がどうした?」
「いえ…別に…」
「ただいまー」
「おかえりー。さっき雨降ったみたいなんだけど大丈夫だった?」
「遅かったのね」
「すまん、天然メイドの録画、見ちゃった」
「みーちゃん?」
「あ…ただいま」
「よかった」
「どうしたの?」
「いきなり変な子ね」
「すまん、魔法使いモリーの録画も、見ちゃった」
「ん?」
「うっそー!?」
「ご飯にしましょうか」
「手伝うよ」
「じゃあ俺も」
「ありがとう」
「じゃあキッチンまで競争よ」
「ほいさ!」
「大変よ!」
「え?どうしたの?」
「街にギガマシン獣が現れたそうです!」
「ギガマシン獣?」
「こっちへ向かって来るみたい」
「落ち着け!問題ない、結界は既に張った!」
「なぜだろう…カイカイ先輩はいつもと同じに思えます」
「紅蓮!シューート!」
「ひぃっ!?」
「ちょっと火力強すぎたね」
「なんで…なんでみんな普通にしてられるの!おかしいよこんなの!アニメじゃあるまいし!」
「アニメじゃあるまいし…?」
「最高じゃない」
「何かおかしいですか?未乃愛昨日からホント、発言が異常です」
「貴様の魂は何に支配されたのだ」
「みんなしっかりして!アニメはアニメ!現実じゃない!そっちの方が異常だよ!」
「あなた…アニメを否定するの?」
「え?」
「恐ろしい子っ!」
「あなたは、誰よりも、アニメ研究部を愛してると思ってた。なのに…!」
「ちょっと待ってよ!」
「恐ろしい子っ…!」
「有栖ちゃん!」
「アニメの全てを受け入れてこその、アニメ愛じゃないんですか?」
「あなたとの付き合いも…これまでね」
「え…」
「残念だわ…」
「どうして…」
<あなたとの付き合いも…これまでね>
<アニメを否定するの?>
<幻聴>
「え、何?やだ…やだ…いやあああ」
「みーちゃん!どうしたの?」
「私が変なの?私が普通じゃないの?ねぇお姉ちゃん!私がどうかしてるの!?」
「みーちゃん…そんなことないよ」
「もう少しの辛抱よ。もうすぐエンディングだから」
「おはよう」
「なんだろ…なんか私みんなに見られてるみたいなんだけど…」
「しょうがないっしょ。未乃愛、アニメが嫌いって言ったんだって?」
「え…?」
「そんなこと…言ってないよ!!」
「おはよう」
「オーロラ…先輩…」
「その名前で呼ばないでくれるかな?」
「確かに今までと何かが違う。」
「先輩…!」
「僕も、未乃愛ちゃんに言われなきゃ気付かなかったかもしれない」
「良かった…おかしいのは自分かもって思い始めてたんです」
「何か原因があるはずだ」
「原因…」
「普通ならありえないことが、起こり始めている原因さ。思い当たらないかい?」
「普通ならありえない…あっ…」
「全部あなたね!」
「はい?」
「おかしいと思ったのよ、喋る猫なんて!」
「お前、今更そこツッコむか」
「私が初めてドアを開けた時、あなたがいた」
「その節はどうも」
「そしてもうドアを開けるなと言った。中野先輩や他の人たちが、あなたと話すようになってからどんどんおかしくなってきた。原因はきっと、あなたよ!」
「…でいいんですよね?」
「さぁ、全てをはっきりさせるんだ」
「おぉっと…ま、待てぇ!」
<未乃愛が部室のドアを開ける…>
「ふっふっふ…あっはっはっは、はーはっはっはっは!」
「全て俺のターン!出でよ!ブラックレッドブルーイエローゴールデンドラゴン!召喚!」
「ヒャッーヒャッヒャ」
「えっさ、えっさ」「ほいさ、ほいさ!」「えっさ、えっさ」「ほいさ、ほいさ!」
「有栖ちゃん、美子ちゃん!」
「なぁに?」
「ええ?…いやぁぁぁ!私まで…アニメ…」
「戒めは解かれた」
「先輩?」
「オブザーバーが不在の今、均衡は崩れる…」
「何…言ってるんですか…」
「お前…誰だ!向こう側か?」
「そうだよ。アニメ側…あんたと同じね」
「ネコ先輩がアニメ!?」
「えー!?俺の方にツッコむの!?」
「この世界は間もなく、アニメに飲み込まれる!」
「飲み込まれる…?」
「誰の差し金だ」
「ふっ………お見えだ」
「新世界!爆!誕!」
「いやあああ」
「はっはっはっは、わぁーはっはっはっは!」
「みんな…」
「これがリアル」
「今日アニメ語ったか?タイトル確かアニメガタリズだったよな…。ちょっと、もう一回オープニング」
「ゆいっちんぐ!」
「ゆいっちんぐ…ゆいっちんぐ!ほほっーほほほ!いやぁー恐ろしい子っ!1周回って新しい!」
「そして~次は~?タイトルコールが来ますけど!」
「アニメ!ガタ・ラ・ズ!…んん?」