クソマジメに生きてたら髪が薄くなってきた

クソマジメに生きてたら髪が薄くなってきた

ミレニアル世代薄毛マンの経験

シン・エヴァンゲリオン劇場版:IIの公開前に、全てのチルドレンへのメッセージとは

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www.evangelion.co.jp

 

エヴァンゲリオンのアニメ放送がされていた時、僕は主人公の碇シンジと同い年だった。あの頃は、シンジ、アスカ、レイが使徒と戦い、敵を倒していくだけのロボットアニメだった。

 

当時、エヴァンゲリオンは「社会現象」と言われ、その意味なんて考えることなく、「めちゃくちゃ人気あるみたいだし、よくわからないけれどすごいんだな」くらいにしか思っていなかった。周りの友達も当然のように見ていたから、尚更だった。

 

4部作の最後の情報が更新されたことをtwitterを通して知り、youtubeなどで情報が無いか調べていると、加地さんとシンジが2人で話すシーンがある。

 

スイカ畑のシーンだ。

 

加地さんくらいの年齢になって、改めて見ると、当時とは感じるものがまったく違う。

当時はシンジの視点、今は加地さんの視点に変わったことに気づいた。

 

劇場版エヴァンゲリオン:IIが待ちきれない。数多くの考察サイトがあるように、僕も勝手なことを書いてみようと思う

 

 

劇場版エヴァンゲリオンを映画館で見た時に、強烈な印象として残ったのが

「なぜか赤い海」

だった。

 

なぜ、海が赤いのか…

 

旧作に無い、赤い海の設定

今の世界の象徴ではないだろうか

 ブルーオーシャンレッドオーシャン

この2つのワードで、エヴァンゲリオンをもう一度見てみたい

 

ネルフは赤の紋章

ヴィレは青の紋章

 

(参考)ブルーオーシャンレッドオーシャンの解説が丁寧にわかりやすく書かれていました

onoff.ishin159.info

 

赤い海

反ATフィールドに侵食された肉体が変化した、原初のスープ(LCL)と、海水とが、混ざり合った状態を示唆する。

「ATフィールド」

他者を受け入れない、誰もが持っている心の壁

LCL

リリスの体液から作られた、元はオレンジ色の液体。パイロットがエヴァを操縦しているときは無色透明。

 

エヴァの世界では、海を、人間(のひとつのカタチ)として例えてあるようだ

 

加地に誘われて、シンジたちが海洋保安研究所を訪れるシーンがある

 

海洋保安研究所を訪れたケンスケの言葉

「失われた海洋生物の永久保存と、赤く染まった海を元に戻すという、まさに神のごとき大実験計画を担う禁断の聖地!その表層の一部だけでも見学できるとは、まさに持つべきものは友達って感じ!」

 

 

セカンドインパクトは、人為的に起こされたもの

 

ほどんど赤くなった海(海洋保安研究所を除いた)が、

サードインパクトの発生で、全てを赤く染めてしまった。

 

ゼーレ vs ネルフ ⇒ ゼーレ vs ネルフ vs ヴィレ

 

加地の意志を継いだ葛城ミサトは、ネルフと戦うためにヴィレの艦長となった

 

エヴァンゲリオン新劇場版Qの最初5分、スマートフォンのSNSサイトをずっと眺めている人々の姿が映し出されていることに注視してみる。

東京上空に突如現れた巨神兵が街を破壊していくシーンがあるのだが、気づいているのか、いないのか・・・。

 

 エヴァンゲリオン新劇場版Qより

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昨日の夜のことだった

私の一人暮らしのマンションに大学生の弟が突然やってくる

部屋でも弟が私の部屋に入ったことなんてなかったので、私のベッドとか服とか置いてある空間に弟がいるって光景が、なんか不思議

 

すると弟も言う

「この日常、ぶち壊すって感じで申し訳ないんだけどさ、」

 

・・・なにこの子、酔っ払ってんの?

スマホでSNSを見る女子大生の姿が映る>

「大きな災いがやってくる」

 

あんた何言ってんの?

それネットとかのデマの話じゃなくて、信じんのアンタ

そこまでバカじゃなかったよね

 

「唐突でごめんな。」

「でもマジで、この街は明日全部壊れるよ」

 

「厄災ってさ、本当は不意に襲ってくるんじゃなくて、」

「実際には予兆だって、警告だってあるんだ。」

 

弟にしか見えない男の子と2人きりで向かい合っていて、でも絶対こんなこと言わないよな、と思ってなんか怖くなる。

 

なんなのアンタ、だれなの。

 「僕は警告だよ。」

 

怖い・・・。

不思議なことが起こっている。でもそれを覚えておくべきだったのだ。不思議なこと、突飛なことだって起こるのだ。

 

弟が言う。

「いつも通りの日常を過ごしている時に、」

「予兆とか警告の唐突さにどう向き合えるかが重要なんだ。」

 

ちょっとわたしの背中がゾクゾクする。この子普通じゃないよ。絶対おかしい。

私が少し震え始めると、弟が少し笑う。

 

「じゃあ 姉ちゃんに任したからな」

「意地悪するみたいで申し訳ないけど、もちろんその反対だよ」

 

そしてそのままスーッと薄くなり、消える。

 

<上空に突如、翼の生えたヒトの形をした初号機らしきモノが現れる>

 

わたしは昨日の夜のうちに、ちゃんと伝えるべきだったのだ。もっと大きな声で叫ぶべきだったのだ。

 

今住んでる街が無くなるとか、いつもの日常が無くなるとか、普通に生きててどうやって言うの?でももうそんな警告、届かない。伝わらない。

最悪そのものが、今、目の前で立ち上がり

「明日が来る前に、この街から逃げ出しなさい」

 

創造主ばかりが神ではない。自分の祈りや願いを聞き届け、叶えてくれる存在だけが神ではない。

 

大きな最悪が、人間と似た形で空から降りてきて、私たちにはわかる。

恐れこそが、神の本質なのだ。

だから人間たちは、自分たちに危害を加え、命を奪おうとする者にも手を合わせ、膝を折り、拝み、祈る。

 

<ヒトのかたちをした存在が、東京の街を破壊しだす>

 

 

世界には寿命がある。なのに、僕たちに任せても、世界がダラダラと延命するだけなので、世界は強引にアイツらを召喚する。 その時僕たちは、世界が終わるべくして終わるんだと知る。 でも、、、僕たちはひたすら生き続けたかったのだ。世界を終わらせたくなかったのだ。

 

「第一の日、人と地上の生き物が消える。」

創造の神は、7日間でこの世界を創ったらしい

 

「第二の日、この世から全ての生き物がいなくなる。」

僕たちだってこの世に色んなモノを創ってきた

 

「第三の日、太陽と月が壊され昼も夜もなくなる。」

 

「第四の日、地が沈み、全ては水になる。」

 

「第五の日、水も空も失せる。」

 

こんな風に一瞬にしていろいろ壊されていくように見えるけど、たぶん壊す方だって同じくらい時間がかかるに違いない

 

「第六の日、光が消え、全ては闇と混沌に包まれる。」

 

炎が世界を壊すのに7日間かかるのなら、それだけ逃げるチャンスもある

 

逃げろ、生き延びろ

新しい世界を自分で創ればいいんだ

 

「第七の日、災いは仕事を終え、安息の喜びの中で静かに泣く。」

  

 

世界の意志なんて知るものか

神の気持ちなんて構うものか

 

 

終わる世界の中で、私以外の存在に希望に抱きながら、私は生き、逃げながら待っている

 

「これが、これから始まる火の七日間である。」

 

新世界の訪れの前に、巨大な炎がやってくる

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序:YOU ARE (NOT) ALONE

  君は、ひとりじゃない(ぼっち)

 

破:YOU CAN (NOT) ADVANCE

  君は、前に進める(進めない)

 

Q:YOU CAN (NOT) REDO

  君は、やり直すことが出来る(出来ない)

 

:||:

 

序⇒破⇒Q⇒:||

 

Q:Question(問いかける)

:||:繰り返す(音楽の記号)

 

ネルフは赤の紋章

ヴィレは青の紋章

 

人類補完計画ーー

全てが赤に染まり、フォースインパクトが発生してしまった後、どんな世界を迎えるだろうか。その世界にはきっと、青い海が存在しない。もしかすると、青い海という存在さえ、無かったことになっているかもしれない。

 

赤く染まった海を、青に生まれ変わらせる

そして青く染まった海も、いずれ赤くなる時が来るかもしれない

それでも、繰り返していく

 

ヒトは、赤い海と青い海、どちらを選ぶのか

他人に支配されて生きる世界は、きっと楽だ

 

僕は、ここにいてもいいんだ