クソマジメに生きてたら髪が薄くなってきた

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ミレニアル世代薄毛マンの経験

【アニメガタリズ】第9話 感想 何かがおかしい・・・

アニメガタリズ9話

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animegataris.com

学園祭の打ち上げ中、浮かない様子の唯。部活の悩みがあるという唯にみのあたちはアニメを薦める。後日、アニメによって悩みを解決できたと唯から感謝され、それを聞きつけた他の部活の部員たちがアニ研に殺到するが―。

脚本:田沢大典 絵コンテ:なかの 陽
演出:久城りおん 作画監督:村上史明

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学園祭を成功におさめ、廃部の危機を回避したアニメ研究部。

いろんな部活動から相談を受け、解決していくアニメ研究部。

でも何かがおかしい…。

未乃愛の目に映る世界は・・・?

 

 

 

「学園祭ステージの成功を祝して乾杯ー!」
「かんぱーい!」

「アニメができた時も、打ち上げってするんですね!」
「かなり豪華な会場でする、と聞いたな」
「作品が終わったっていう、お祭りみたいなものだしな」
「ビンゴ大会もあったりして、華やかな雰囲気らしいわ」
SNSで見ましたが、キャラクターの絵がプリントされたケーキを振る舞ったりしてました」
「普段は交流し合う機会の無い者が交流し合う場でもあるそうだ」

「へぇー!なんだか楽しそう!」
「だだ、どんな洋服を着てけばいいの?って悩みもあったりするんだって」
「それに打ち上げの手配は大変らしいよ。スタッフやキャストのスケジュールを合わせるのも難しいとか」
「人気者は合わせるの大変だろうしなぁ」

「脚本家は居場所がないと聞きました」
「居場所がない!?」

「打ち上げの頃には、脚本を書き終えてから大分時間が経っているので」
「アニメを作り終えたばかりの他のスタッフさんとは、テンションが違いすぎるわけか」
「やっぱり脚本家はいらない子なんだ…」
「そ、そんなことはないよきっと」

 


「生徒会長、結局返事無しか」
「学園祭の後に体調崩したみたいで、学校にも来てないんですよ」
「せっかく打ち上げにも呼んだのにな」
「どさくさに紛れて仲直り…なんて流石に虫が良すぎだったかな」


「あのショートアニメ見ててすっごくドキドキしたよ!」
「出来れば最後まで完成させたい勝ったんだけどね」
「イベントは盛り上がったんだし良しとしましょう」

「頑張った甲斐がありました」
「頑張った甲斐か…」
「唯ちゃん?」
「現実はアニメみたいに上手くいかないなって」」
「何かあったんですか?」
「最近思った通りに飛べてなくて記録が伸びなくて。頑張ってはいるつもりなんだけど…」
「こういう時、武蔵境先輩なら「サドルを見ろ!」って言いそうです」
「部活モノの定番だものね!」
「サドル?」
「泣き虫サドルっていう、自転車競技部のアニメだよ!見てると手に汗握って、頑張れっ!!て応援しちゃうの!」
「陸上じゃないですけど、チャレンジスピリッツは貰えると思います」

 

「へぇー見てみようかなー」

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「よかったらブルーレイ貸すわよ」
「いいの!?ありがとう!」
「唯ちゃんアニメ見るんだ」
「うん、最近ね!未乃愛の影響かな?見始めたら面白くって!」

 

「ひーな♪ひなひなひ…」
「あ、唯ちゃん!」
「未乃愛おはよう!」
「今の歌は…」
「サドルのひなソングじゃない!あぜ道君が歌ったやつ!」
「掛け声のタイミングに呼吸を合わせれば、バッチグー!小幡、いい歌教えてくれてセンキュー!」
「これもアニ研のおかげだよ!ありがとう!」
「どういたしまして」


「まぁ役立ってるならいっか…」

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「野球アニメを!?」
「陸上部みたいに、俺たちにもアドバイスを!」
「いい目の付け所ね!」
「熱血・努力・勝利!これらを表現するのにスポーツアニメはピッタリ!」
「故にアニメにおけるスポーツモノは定番の1つなのだ!野球ならミラクルタイタンズムドウ君や、ベンチのエースなど名作揃い!」
「たくさんのキャラクターを出せるのも、スポーツモノの強みですわね!個性的な特技でキャラ立ちもバッチリ!」
「あとはユニフォームがお揃いってのもいいよね!仲間感があるし、友達とコスプレ合わせするのも楽しいし!」
「よく揶揄される、突飛すぎる特訓や、ありえない技も、異能力バトルモノの文脈で捉えればオールオッケー!」

 

「ん?」
「行くぜ!イナズマ――」
「え!?」

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「あの…絵里香先輩、あれ」
「へぇ、ムドウくんのイナズマ・マッハボールじゃん」
「止めた方が良いんじゃないですか?怪我しちゃいますよ」
「おはざーっす!早速魔球の特訓始めたッス!」
「そりゃ良かったー!アドバイスした甲斐があるわね!」


「次の部活の方どうぞー!」
「有栖ちゃんこれ…」
「すごいでしょ。皆アドバイスをって」

 

「因縁の練習試合?ならテニスの若様の関東大会編ね。クールに無我な境地で帝国建設でしょ」
「なるほどじゃねーの」

 

ロボコンで勝てない?だからお前は阿呆なのだ!天元爆破グデンダラン!お前のドリルで全てを貫け!」
「兄貴ぃぃーー!」

 

「まだ一勝もできてない?ならスラッシュダンクとタラコのバスケがいいです!諦めたらそこで試合終了です」
アニ研さん、バスケがしたいです」


「アドバイスなんて偉くなったもんだなお前ら」
「ネコ先輩…」

 


「アチョー!」

「いくぞ!氷漬けの世界!」

「バスケットゴールごと破壊してやるぜ!破滅の鉄槌!」

「麻雀が強くなりたいならシャケですわね!麻雀って楽しいですわよ!」

「コンクールで優勝したい?じゃあ響くフレンチホルンですね!橋の上から上手くなりたーい!って叫べば完璧です」


「俺は騒がしいが嫌いなんだ」
「あ、猫ちゃんだ!」「にゃんにゃんこ先生!」「ヤバニャンそっくり!」「かわいいー!」

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「バイバーイ!」
「バイバイだにゃー!」

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「まぁ困ってる奴らを助けるのは悪い事じゃない」


「そうそう。悪い事じゃないと思うよ。みんな助かってるし、誰も傷ついてない」
「確かにな」
「それはそうですけど…」
「えぇっ!?中野先輩は、ネコ先輩の言っていることが分かるんですか!?」
「うん」


「ところでスポーツモノのアニメと言えば…」
「やっぱり、繰り返しのパンだよね!」
「それも3回な!」
「あとはハーモニー処理」
「入射光も忘れちゃダメだぜ」


「2人が何を言ってるか分かんないよ…」

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「未乃愛、聞いたよ!アニ研大活躍なんだって!?凄いね!」
「あははは…」
「ん?」
「これ?ロボ研の人に協力してもらったの。すごいんだよ、走るとバビューーンって加速するの!」
「これもアニメを参考にしたんだって!」
「でもそれって、ズルなんじゃ…」
「おかげで記録更新できそうだよ!じゃ、練習に戻るね!」
「バビューーン!」
「きゃー!」
「唯ちゃん!」

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「だ、大丈夫!?」
「大丈夫大丈夫!」
「小幡、いい加減にしろ!」
「バッビューーン!」


「今週のショーアップロッキンも楽しみだなぁ未乃愛!」
「うん…」
「ガーン!」
「ちゃんとお父さんの相手してあげなよ」

「ねぇ、お姉ちゃんの部活ってどんな練習してるの?」
ラクロス部?別に普通だよ。走り込みとか、ラケット捌きの練習とか」
「例えばさ、ラケットを改造して、すごく飛ばせるようにしたりとかさ」
「そんなのダメダメ、反則だよー」
「それじゃあアニメとだぞ未乃愛」
「だよねー」

 

 

 

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「おぉ!拳法部の特訓場、順調にできているではないか」
「拳法部の特訓場…」
「あのピラミッドの上で決闘するそうよ」
「えぇ!?それって危ないんじゃ…」


「見て未乃愛!囲碁バレー部よ!」
囲碁バレー部!?」
「では試合始め!」
「俺に神の一手を!」

 

 

「我らアニ研のアドバイスが着実に実を結んでいるようだな」
「はい!学校中活気に溢れてますわ!」

「みなさんここにいましたか」
「ロボ研の試作機、これから起動実験だって」
「遂に完成したのか!」
「あの、、、起動実験って…」

「えぇ…?」

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「では!大咲鐘湖起動!」
「咲鐘湖学園の科学力は、世界一イィィィッ!」

「え、これってまずいんじゃ…!」

「おかしい…試作機といえば量産型より有能なのが定番ではないか」
「試作機だから仕方ないさ」

「あのロボ、いつ完成するかしらね。未乃愛」
「あはは…」

 

 

「ビックニュースだ!」

「どうしたんですか先生?」
「テレビの取材が来るんだよ!」
「テレビ?」
「て、テレビって…あのアニメを流してるあの…!」
「と言っても、地元のケーブルテレビ曲だけどな」
「アニメを活かしたユニークな特訓を取り入れている学校として取材をしたいそうだ」
「遂に、遂に我々の時代が来たのだ…!これで勝つる!」

「いやー私もテレビデビューか~!」
「美少女女子高生ラノベ作家として、オファーが来るかも!」
「どんな格好しよう、やっぱコスプレ?」
「あ、床屋。床屋行かないと」
「しかし、テレビカメラの前では、我が邪眼の力は封印せねばならん…が!」
「サイン!サイン考えなきゃ!」

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「お、お先に失礼しまーす…」

 


「有栖ちゃんや皆、本当に嬉しそう。他の部の人たちも頑張ってる…でも…」
「違和感ありまくりで自分1人だけ蚊帳の外って感じか?」
「うん…」
「けどお前は1人じゃない」

「お前の周りにはいつだって誰かいただろ」
「有栖ちゃん!」
「有栖ちゃん!?」

 

「ったく…もういい!あいつに慰めてもらえよ」
「あいつ?」
「1人で帰っちゃったから、ちょっと気になって…」

 


「未乃愛ちゃん、君はこの部活で手に入れたものがあるよね?」
「私が手に入れたもの…?」

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「有栖ちゃんや美子ちゃん、先輩たち、アニメが大好きで、それを語り合える大事なお友達…」
「たくさんの幸せな思い出!」
「そう。アニメには人と人を繋げて幸せにする力がある!」
「まさに今がそうじゃないか!」
「え?」

「他の部活の人たちとも、アニメのおかげで繋がれた」
「そして、アニメでみんなが幸せになってる。まさにハッピーエンドじゃないか。未乃愛ちゃんとアニ研がやってきたことは、間違いじゃないよ。だから取材にも来てもらえるんじゃないか」
「そっか…そうなのかも…」

 


「アニメ研究部ではアニメ的なアプローチを取り入れた特訓法を各部活に提案しようと私が考えました!」
「アニメをお手本にした特訓は一見突飛に見えますが、自分の殻を破り限界を突破するにはある種の大胆さが必要だと常々私は考えていました」
「常識にとらわれない自由な発想、それこそがアニメの最大の魅力であり強みです」

「人間に限界なんか無い。どこまでもやれるんだっていう強い力、それこそがアニメの力です!」
「…と日々指導してきました!この私が!」

 


「バッビューーン!ビュンビュンビューーン!」
「記録更新よ!」
「やったー!」
「おめでとう唯ちゃん!」


「ありがとう!これも、未乃愛と皆が教えてくれた、アニメのおかげだよ!」

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「未乃愛ちゃんがやってきたことは間違ってないよ」


(アニメがあって良かった!)

 


「これ、ささやかですが…」
「あ、いえこういうのは…」
「問題ありませんよ先生。部費の足しにしましょう」
「しかし…」

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VHDデッキ、もう1台買えますよ」
「はっ…!」

「や、こりゃどうも…」
「それじゃあ今日はこのまま解散だ」
「はーい!」

 

「帰ったら、何見ましょう?」
「私はダーリッシュバンパーかな!」
「主人公の性格ぶっ飛んでて面白いですよね。あの口癖も…なんでしたっけ?」

「勝ったわね、ガハハ」

 

「椿からだ」
「はぁ?気を付けてって…何に?」

 


「アニメ研究部は、本日ただ今をもって、廃部とします!」
「はーい、廃部の危機、廃部の危機-」
「このシチュエーション何回目だ?バンクか」

 

「その余裕も今のうちだけよ!」
「なぜなら、廃部を宣言したのは」
「この方なんだから!」

 

「が…!学園長!!!」
「学園長?この方が?」
「初めて見たぞ」

 

「あなたたち!」
「毎日校門の所でお姿を見ているでしょ!」
「校門の所…?」

 

「あ!作画崩壊!」
「お前らな!」

 

「まさかまたここに足を踏み入れることになるとはな」
「え、また…?」

 

「ちなみに今回は学園長権限なので猶予無しの一発アウトよ!」
「横暴だぞ!」
「根拠も無しに廃部だなんて!」

 

「咲鐘湖学園規則第13条2項、学園が定めたもの以外での部活動による金銭の授受は、これを禁ずる!」


「金銭の授受!?お、お前らいつの間にそんなことを!」
「やってませんよ」

 

「いやだなぁ、先生がしっかり受け取っていたじゃないですか」
「えぇー!」


「学園長、確かに彼らは、テレビ局クルーから、謝礼を、受け取っていました」

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「あ、早速デッキ買ったんですね」


「先生!部費を勝手に使わないでください!」
「お前が言うか」

 

「アニメ研究部は廃部。五門先生は停職処分とする」
「そんなぁ…」
「ご苦労、中野君」

 

「中野先輩!どうして!」
「オーロラ!」
「謀ったな…!オーロラ!」
「僕をその名前で呼ばないでくれ…」
「アッハッハッハ!」

 

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