荒川弘「銀の匙」を是非読んで欲しい
一度失敗した人間は、何もしちゃいけないのか?
将来の目標がなく、競争社会から逃げ出したい。
中学の担任教師から薦められるまま、
進学校から農業高校へ進んだ主人公、八軒。
そこで出会う人たちからの問いかけが、きっと読者の心を打つ
・君の人生は教科書に全部書いてあるのかい?
・生きるための逃げはアリです。アリアリです。
■主人公
八軒勇吾は、
「超」が付くくらいお人好し。
人の悩みを真剣に受け止めてくれて、
とことん悩んで助けになろうとする。
面倒なことでも、嫌だ絶対やらないと言いながらも、全力でやってくれる。
でも、人に良く思われたいからそうしてるってわけじゃない。
自分がそうしたいから、きっとやってるだけで、そこがすごくいい。
■農業高校生が起業を決意する
友人の農家の手伝い、家畜の飼育、文化祭、部活動などの学校生活、
様々な経験をしていくうちに、やがて起業を目指すようになります。
八軒が目指す会社は
参加した人が個性を持ったまま
否定されずに並び立つ集団
これから先、苦手で避けてきたことにも真剣に向き合っていかなければならないでしょうね。
僕が好きなセリフNo.1は
八軒の父親の一言
・本気には本気で返す、それだけのことだ
八軒と父親の描写があってこそ、この言葉の深さが伝わってきます。
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思わず口ずさむ曲。「グースハウス / オトノナルホウヘ→」